私が私になっていく道のり

私の内から出てきた言葉を想いのままに綴っています

それは不意にやって来た

 

それは不意にやって来た

 

テレビから流れる

スキマスイッチの『奏(かなで)』の中で

紅茶のティーパックをカップから上げた瞬間

胸の奥から微かに でも確かに

「生まれてきて良かった」と…

 

暫くポカ~ンとしてた

自分の言葉だと理解するのに時間がかかった

 

どんなに感謝や幸福感に満たされても 

生まれてきたことを肯定する気持ちは

なぜかいつまでもやって来ない気がしてたんだ

 

冷めた紅茶を飲みながら 

恐る恐る問いかけてみた

 

「生まれてきて良かった?」

 

・・・

 

頭はポカ~ンとしたまま 心が静かに微笑んだ

 

 

2023.11.21

 

 

 

祈り

 

自分を愛するということ

それは 祈り

 

願いを実現出来るよう

夢を咲かせられるよう

 

心の声に優しく耳を傾け

身体の声を大切に慈しみ

環境を心地良く整えよう

 

時には厳しく大らかに

寄り添い見守り育んでいく

 

自分を愛することは 祈り

咲き誇り美しく散っていけますように

 

 

2023.4.15

 

 

 

パスポートが欲しければ

 

テーマパークのリニューアル工事は

すでに始まっている

完了形は未知だけれど

大きく様変わりするだろう

 

入園に必要なパスポートの入手には

かなり厳しい条件がある

『自分を深く愛すること』

 

パスポートが欲しければ

本気の覚悟が必要だ

 

 

2022.9.26

 

 

 

新しい景色が見たいなら

 

本当は とってもシンプルなのにね

長い歴史の中で こんなにこんがらがっちゃって

 

全部が必然のストーリーだとしても

この景色はもう十分だよね

直にステージが変わるよ

 

新しい景色が見たいなら

ここからが正念場だ

諦めず 投げ出さず

丁寧に向き合っていこう

 

 

2022.9.26

 

 

 

 

主役を呼び戻せ

 

自分が主役の人生を生きているのか

自分は今 ここにいるのか

自分が曖昧な人生なんて 虚しすぎるだろう

 

主役を呼び戻すんだ

 

作り上げた思い込みを手放し

植え付けられた信念を捨て去り

張られたレッテルを剝がしてしまえ

 

自分の感じる快・不快に

ちゃんと耳を澄ますんだ

 

 

2022.9.25

 

 

 

五十路の女を生きている

 

首の違和感と慣れないシーツの匂いに目覚め

旅先であったことに気づく

 

密集するカラスの声を聞くうちに瞼の奥で 

忙しなく働く男の姿が自分と重なった

無数の海鳥が飛び交う漁港の朝だ

遠い過去の記憶か?・・・

 

前室の客が遠慮がちに階下に降りていく音に

現実に引き戻された

 

私は今 五十路の女を生きている

眠気を引きずったままベランダに出て

少し先の未来を想う

 

ひんやりとした空気が心地いい

 

 

2022.9.24

 

 

 

何がしたいのか

 

こんなにも長い時間をかけ 多くの学びを経てもなお

未だ 愛そのものに還れないもどかしさ

 

私は これ以上を求めて何がしたいのか

宇宙は これ以上を求めて何がしたいのか

 

強い雨に打たれる濁った海を見ながら

進化の先の在り様を想った

 

 

2022.9.23

 

 

 

惑わされるな

 

惑わされるな これはお試しだ

定着度を測る確認テストなんだ

 

既にクリアしている課題だぞ

自信を持て 淡々と 粛々と

 

考えず 冷静に

呼吸に集中して

 

空になったとき

ただ閃きを掴め

 

そのとき

運ばれるように最善の道を歩いている

 

 

2022.9.23

 

 

 

 

この私の目に

 

自分の常識が 覆されるのを待っている

自分が自分を 覆すことを期待している

 

残された時間はどれくらいある?

 

私よ 見せてくれ

私の本当の姿を

 

この私の目に

本当の姿を見せてくれ

 

 

2022.9.23

 

 

 

今は好きなだけ

 

今の自分の

限界を知るという学び

そこで手にしたものは大きい

 

振り出しに戻ったような気だるい日常の中で

今は好きなだけ

蛹のようにぐちゃぐちゃであればいい

 

手にした新たな視点が

別の可能性を開く鍵となったことに

いつか気づく日がやって来るだろう

 

 

2022.9.22

 

 

 

次のステージへ行くんだろ?

 

 

もう誰かの投影を生きてる場合じゃない

次のステージへ行くんだろ?

 

揺らぐな

集中しろ

強くなれ

 

これまでの自分を労いながら

時には愛ある鞭を打つ

 

 

2022.9.21

 

 

 

そこに向かって

 

最初にここに降り立った日

自分が何なのか ここがどこなのか なぜここにいるのか

意識すら出来ない中で

たった一つだけ分かっていたことがあった

 

向かうべき方向

 

蜃気楼のように はるか遠くに浮かぶそれが

雑念の靄の隙間から 今日も一瞬垣間見えた

 

迷いのない確かな足取りで

最初の一歩を踏み出したあの感覚を

魂は覚えているのだと気づくとき

私は安堵し 救われる思いを抱く

 

そしてまた

迷いながらも不確かでも

そこに向かって歩いていこうと 

思いを新たに息をする

 

人としての様々を包み込みながら

 

 

2022.9.19

 

 

 

メル

 

メル

勝手に名付けて呼んでいる 赤い首輪のよその猫  

夜の散歩途中のミントグリーンの家の

いつも決まってカーポートの屋根にいる

 

出会ってからもう3、4年

上を見上げた「こんばんは・・・またね~」を

どれだけ繰り返してきただろう?

 

そのメルが

ミントグリーンの家の

手前の家のカーポートにいた

「??今日はそこにいるの~!」

 

意表を突かれた行動に 胸が躍ったんだ

モヤモヤしていた気がかりが 一瞬弾け飛んだんだ

 

胸を打つドラマや小説に

少し力をもらったばかりだったけど

弾け飛ぶまではいかなかったよ

 

手前の家にあなたがいた

ただそのことが・・・

 

あなたがあなたを生きていることに ありがとう

 

 

2022.9.10