私が私になっていく道のり

私の内から出てきた言葉を想いのままに綴っています

美しい声のあなたへ

 

今どこで何をしていますか?

乱れた髪をあなたの前で梳かした櫛が

何個目かの更新されたポーチの中に

今も何気に入っています

 

「宇宙という‘ゆりかご’に抱かれる赤ん坊のように ただ眠っていればいいのよ」

死んだように仰向けに寝た私にそっと触れ あなたが囁いた言葉は

記憶の倉庫に大切に保管されています

 

あの日 幾筋も静かに伝った涙は

生まれて初めて 求めてやまなかった愛に触れた 

そう感じた証でしょう

宇宙のパイプとなって光を届けてくれたあなたに

ありがとうを何度言っても足りません

 

あなたと出会えたから

今も夢に向かって歩き続けられています

『私は 私のセラピストになる』

 

いつかまたどこかで出会えたら

よろこびのうたをあなたと歌いたい

 

美しい声のあなたへ 

胸いっぱいの感謝を込めて

 

 

2022.5.15