曼珠沙華の咲く丘でこの瞬間を忘れない と思った日いつか来る別れへの想いを吹き消して胸一杯に景色を吸い込んだ忘れないことが愛だと思ってたんだその思いが自分を苦しめていたことに長い間気づかなかったよ年を重ねて 色々あって忘れることも愛だと感じた…

気に入る花を探してた見つからなくて諦めたある日 棚の片隅に花の種を見つけたんだそうだったずっと前に 大切にここに取って置いたんだ気に入った花の種を私は前から持っていた 2021.9.20

優しい雲を眺めていたら望みに気づけた気がしたよ手放して 手放して 手放した先に何が残るか見てみたい流れる雲を見つめるようにありのままを見つめてく 2021.9.19

明け方の雷鳴が強く深く 腹の底まで響いたよっぽど怖かったんだね 耳を塞いで丸まる君が 安心に包まれて眠れますように…そっと触れる以外 私に何が出来る？どしゃ降りの音が とりとめのない思考を次々にかき消した暫くして優しくなった雨音が シンプルな答え…

誰かがどこかで その人を生きている何かがどこかで そのものを生きているその いつもなら 当たり前のように気にも留めない意識にも上らないありふれた事実が妙にリアルな感覚で 自分に充満することがあるそのとき私は その感覚に力を与えられるのだ森の少女…