あの日 小さな会議室で
虹色の龍を見たんだ
それまで龍を見たことなかったけれど
なぜかそうだと分かったんだ
美しく力強いエネルギー体が
彼と彼女から一体ずつ出て
彼らに挟まれて座る私の 左斜め前の頭上で
螺旋を描き一つになった
何が起きているのか考える隙もないほどの
一瞬の出来事だったその事を
私は誰にも話さなかった
それが何だったのかよく分からなかったが
意識の深くで分かっているような気がした
その後親しくなった彼女は
龍の話を何度か私にした
私は龍に興味がなかった
それから数年して
私が関心を持ったヒーラーも 龍の話を度々した
龍神と共に生きている人だとは知らなかった
私は龍神にも興味がなかった
そしてまた数年が経ったある日
ご縁を頂いたヒーラーの 龍についての深い話を聞いた
龍とは子どもの頃からの友だちで 龍使いであるらしい
彼女は言った
「私たちは 封印している能力を龍に投影して見ている」
龍のエネルギーは私たちを癒やすらしい
私は今 龍のエネルギーに
少しだけ関心を持っている
2022.1.12